ソロコンと歯列矯正のお話

2023年01月20日 12:23

宇都宮のホルン教室
講師の菊池美香です。

今年もよろしくお願いいたします🤗

今年1月より、教室を移転しました。
今後は状況に応じて教室を使い分けることもあるかもしれませんが、拠点は新しい方へと移りましたので、よろしくお願いいたします🤲

2022年にホルン教室を始め、1年が経過しました。
たくさんの素敵なご縁をいただき、無事に2年目を迎えることができました。
関わってくださるみなさんへは感謝感謝でございます😌

年末にはソロコンがありましたね💡
当教室からもエントリーした子がいました。
結構期待していたのですが、残念ながら結果は甘くなかった😂
けれど、全力で演奏した姿を見て心が洗われるようでした😇
私は修行が足りないなと反省もしました😂笑

審査員の先生方は、私も学生時代にお世話になった先生方でした。
講評用紙を見せていただいたところ、
特に音楽の作り込み、歌い方などを褒めてくださった先生が多く、私もちょっと嬉しかったです😊

さて、今日は歯のお話をしてみます。
管楽器奏者にとって、歯ってかなり大事です。
歯並びや噛み合わせの都合で、どんな楽器が向いているか、
虫歯があったり欠けてしまったり、学生さんのうちは乳歯が抜けることもありますが、普段と口内環境が変われば吹奏感も全く変わりますよね🤔

先生によっては、生徒の歯並びが悪いことを理由に、レッスンをしないという先生もいらっしゃるそうです😰

私自身ありがたいことに歯並びは良い方なんですが、唯一1本だけいつまでも抜けない乳歯を横目に、出てはいけないところから永久歯が顔を出してしまったことがありました。
右上の真ん中あたりの歯です。

慌てて乳歯を抜き、特に矯正もせず自然に本来あるべき場所に出てくるのを待ちましょうということで、しばらく歯が1本ない状態で過ごすことになったのです。

楽器...音出ないんですよ😂
当時既に音楽学校へ通っている時代でしたので、楽器の演奏必須です。
が、1本抜けている場所から空気が漏れてしまい、音にならないのです🤣

そもそも矯正を入れなかったのは、ホルンを演奏できると思えなかったからなんですが、
実際のところ、流血レベルの大変な痛みを伴う苦行になるのではないかと想像しています😱

どうしてこの話をしているかというと
今回ソロコンにエントリーして、サン=サーンスのロマンスを吹き切った小学生の女の子が、
表側の歯列矯正を、上下フルセットでやり遂げたことをみなさんに知っていただきたいと思ったからです。

基本的に、歯列矯正は管楽器奏者(特に金管楽器)にとっては、かなりのハンデとなり、負担になると思っています。
ただ単に吹奏感が変わるだけでなく、
・すごく痛い
・そもそも唇を振動させることが困難になる
・できても音にノイズが混じってしまい、その楽器本来の音が出ない
・特にハイトーンがきつい
・本当に痛い
・器具が付いている分、それをカバーして空気の漏れを防ぐために唇をやや突き出して演奏するため、正しいアンブシュアで吹けているとは言えない
・器具が外れたら、今までの吹き方では吹きにくくなる(音が出なくなる)ため、また1からアンブシュアを作り直す作業が必要
・めちゃくちゃ痛い
などなど。

歯は一生お世話になる大切なものです。
が、歯並びが楽器選びや演奏レベルに影響することは否めないとも思っているので、
正直に申し上げると、歯列矯正して楽器を演奏することはオススメはしません。痛いですよ。

とはいえ、やむを得ず矯正しなければならない方もいらっしゃいますよね。
せっかく縁あって音楽や楽器を演奏する機会があるならば、矯正しながらでも負担を軽減して演奏できるよう一人ひとりに合わせた対処法を考えていきたいと思っています。という独り言でした。

宇都宮のホルン教室はまだ空きがございます。
ちょっと珍しい習い事を体験してみませんか?

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